あらすじ

「こんにちはボクちゃん。この世界のコト、ちょっとだけ教えてくれるかな?」

裏山で魔物に襲われたボクを助けてくれたのは、異世界から来たという冒険者のお姉ちゃんたちだった。

とっても明るくて誰とでも仲良くなれる、エルフのアリアさんと、ちょっと人見知りだけど本当は優しい、獣人のルルさん。

ふたりは、もとの世界に戻る方法も、泊まるところもなくて困っているみたい。

「帰る場所がないなら、ウチにおいでよ!」

困っている命の恩人のためにと、お母さんに頼んで、今は使っていない古民家を貸してあげることにしたんだ。

ふたりのお世話をする毎日はすごく楽しくて、ドキドキした。(恥ずかしくてドキドキすることも多かったけど……)

そんなある日、ふたりがお婿さん探しでこっちに来たと聞いて、ボクはいつもと違うドキドキを感じたんだ……。

これって、なんなんだろう……。お姉ちゃんたちなら、教えてくれるのかな?